情報誌げんぱつ

原発問題住民運動全国連絡センターが発行する情報誌「げんぱつ」の最新号を紹介します。

「げんぱつ」は8ページ編集で毎月1回発行、年間購読料(送料込み)は3000円です(1部 300円)。

最新号(1ページ)は、(こちら)から参照できます。

 2021第382 1月25日発行)号の主な内容は次の通りです。

1ページ 核兵器禁止条約が発効 改めて問われる[被爆国日本の責務 

 2021年1月22日に、核兵器禁止条約が発効した。この条約は、核兵器機の開発・製造、核兵器の使用・威嚇の禁止、条約で決められた活動の援助要請、自国内に核兵器の配備・設置等を禁止することを明示している。同条約は国連加盟国の60%にあたる122カ国の賛成で2017年に採択された。核兵器を廃絶する具体的な方法は、条約発効から1年に内に国連事務総長が招集する締約国会議で決める。唯一の被爆国である日本の責務が改めて問われている。

2ページ 福島原発の放射能汚染水の海洋放出に反対55% 風評被害に不安は86%

 朝日新聞世論調査で、放射性物質を国基準以下に薄めて処理水を海に放出するは、賛成32%、反対55%で、男性は反対46%、女性は反対62%だった。風評被害への不安は「大いに」42%、「ある程度」44%で合わせて86%が不安に感じると答えている。もともと汚染処理水対策は、大型タンクで貯蔵し、放射制汚染物質を除去する対策をとるべきところ、場当たり的に小型タンクで対処したのが誤りの始まりである。

▼ 志賀原発活断層問題研究グループ論文に対して「地球科学賞」

  原住連の幹事代表委員である立石雅昭氏に「地球科学賞」が授与された。立石雅昭氏は、石川県志賀町の北陸電力志賀原発周辺の活断層調査をおこない、2012年から現地の地質調査から始めて、段丘面から海岸に降りる県道沿いで、段丘堆積物を見つけ調査研究をすすめた。調査結果をもとに活断層研究グループとして論文をまとめ、2019年10月に「地球科学」誌に掲載された。

3ページ 新潟県の「原発の安全管理に関する技術委員会」委員への再任要望書

 技術委員会の委員を務めてきた立石雅昭氏、鈴木元衛氏らは、新潟県知事の花角英世知事が、2021年4月以降、不再任とする方針を伝えられ、福島原発事故の検証抜きの柏崎刈羽原発の再稼働は許されないとして、再任を申し入れた。再任要望書は、(こちら )から参照できる。

4ページ 始まったエネルギー基本計画見直し 自然エネルギーを基礎とする道筋を  

 政府は、「エネルギー基本計画」を年内に見直す方針である。福島原発事故から10年目の年であり、11月にはCOP26が開催される。政府は2050年までに脱炭素社会の実現を掲げた。これらの状況は,エネルギー基本計画が原子力発電にも化石燃料に依存する必要のない、自然エネルギーを基礎とする日本の道筋にむけて見直すべきである。

▼ 福島第一原発での廃炉作業で、269件の労働災害が発生

 2011年の福島第一原発事故から2020年10月1日迄の9年余りで、廃炉作業に従事した作業員らの労働災害認定は、269件にのぼった。現在、廃炉作業には1日当たり約4000人が従事し、作業員の安全対策は重要な課題である。労災申請数は310件にのぼっており、がんや白血病など放射線被曝に起因したと認められたものが6件あった。

5ページ SDGS(持続可能な開発目標)を換骨奪胎 「貧困と格差解消」目標は抜け落ち

 国連はSDGS目標として、2030年までに「世界から貧困をなくす」「持続可能な世界に変える」など17の目標と169のターゲットの達成を目指している。日本では、格差と貧困が大きく広がり、コロナ禍が社会のゆがみをさらっ蹴出している。原

▼ アメリが原潜の寄港数反原 コロナ感染リスクで運用制限か

 米原潜の日本寄港は1982年以降で最少の延べ52日になった。コロナ感染のリスクを避けるために、潜水艦の運用を制限したとみられる。

6ページ 各地からの便り 核燃中間貯蔵施設「共用化」反対

青森県むつ市の宮下宗一市長は2020年12月18日に、電気事業連合会に対して建設中の使用済み核燃料の中間貯蔵施設を、原発を保有する電力各社が共用する方針案に対して「共用化ありきの議論はできない」と拒否した。福井県は「中間貯蔵施設の県外候補地を提示すること」を関西電力に求めている。

▼ 女川原発の再稼働同意の撤回を

 12月15日に、脱原発首長会議が宮城県知事に、東北電力女川原発2号機の再稼働の撤回を求める申し入れを行った。

▼ 核のゴミの文献調査撤回要請の署名運動広がる

 原発問題全道連絡会などは、1月12日にイレブンアクションをおこない、11・12原発ゼロ・核のゴミノー・昼休み宣伝行動に取り組んだ。

6ページ 12月の事故など

 ▼ 原子力災害対策本部:帰還困難区域を除染なしに避難指示解除

 ▼ 東京地裁株主訴訟:東電元会長ら5人全員の尋問が決定

 ▼ 福島第一原発2号機:デブリの取り出しを1年延期発表

 ▼ 伊方原発:知事が使用済み核燃料の乾式貯蔵を了承

 ▼ 宗教者訴訟:「核燃」反対は国民の命を守る行動

 ▼ 高浜3号機:蒸気発生器の細管調査で再稼働に遅れ

 ▼ 東海第二原発:知事は避難計画なしに試運転認めず

 ▼ 原子力規制委員会:MOX工場、新規制基準に適合

8ページ 書評  『みちしるべ 福島県甲状腺検査の疑問と不安に応えるために』

                 出版 POFF 著者 大津留晶・緑川早苗 

     甲状腺検査について「自分のものさし」で考えるための本です。

▼ 原発問題の解説  原発の日本立地の七重の危険 ④ (1) 地質上の危険  地震列島に立地する危険    

 

********「げんぱつ」のバックナンバー ********

下記の「げんぱつ」のバックナンバー(1ページ目)を参照できます。下線部をクリックして下さい。

2021年: 1月、 2月、 3月、 4月、 5月、 6月、 7月、 8月、 9月、 10月、 11月、 12月

2020年: 1月、 2月、 3月、 4月、 5月 、 6月、 7月、 8月、 9月、 10月、 11月、 12月

2019年: 1月、  2月、 3月、 4月、 5月、 6月、 7月、 8月、 9月、  10月、 11月、 12

2018年: 1月、 2月 、 3月 、 4月 、 5月、 6月 、 7月、 8月、 9月、 10月11月12月

2017年: 1月、 2月、 3月、 4月 、 5月、 6月 、 7月、 8月 、 9月 、 10月11月12月