隠せなくなった原発の発電コスト高-第6次エネ基本計画

 経済産業省は、第6次エネルギー基本計画素案をまとめました。現在の原発比率は6%ですが、これを2030年には20~22%に高めるという原発依存の計画です。経産省は2030年時点で原発の発電コストは1Kワットあたり11.7円としています。太陽光や洋上風力発電の方が原発より安くなることを認めざるを得なくなっています。

 福島第一原発事故の費用や安全対策などの追加費用をコストに加算すれば、原発の発電コストが高くなるのは隠しようがありません。柏崎刈羽原発では、2基の再稼働のために1兆円を超える安全対策費がかかります。

 安定供給のための費用ということで考えれば、再生可能エネルギーの活用に必要なバッテリーのコストは、毎年大きく低下しています。原発は、点検や故障で、現在でも全体の6%しか稼働していません。原発の再稼働を急げば、危険がともないます。放射制廃棄物の処理費用を考えれば、原発ゼロを目指す以外にありません。

 しんぶん赤旗に掲載された、発電コストについての龍谷大学教授大島堅一さんの見解を、ご紹介します。全文は、(こちら )参照することができます。

 また、エネルギー基本計画素案についての、しんぶん赤旗の報道は、(こちら)から参照できます。