愛媛避難者訴訟 高裁で3度目の勝訴・高松高裁判決

 9月29日、福島第一原発事故で愛媛県内へ避難した10世帯の原告23名が、国と東京電力に対してに対して損害賠償を求めた裁判で、高松高裁は松山地裁の判決より賠償金額を1878万円増額した4621万円の支払を、国と東京電力に命じました。これまでに出ている4件の高裁判決では全てが東電の責任を認め、国の責任を認めた高裁判決も3件目になりました。

 いままでの地裁判決では、17件のうち9件が国の責任も断罪してします。

 高松高裁の判決では、2002年7月の国の地震予測「長期評価」に基づいて東電が津波対策を講じていれば、浸水を防ぐことができたと認めた。また、故郷の人間関係や生活基盤を失ったとして「ふるさと喪失慰謝料」も認めました。

 しんぶん赤旗、朝日新聞、毎日新聞、NHK愛媛放送局などの報道内容については、(こちら)から参照できます。