仙台高裁の裁判官が被災地を訪れ現地調査
東京電力福島第一原発の被害者訴訟(原告約3600人)が,国と東電に慰謝料、居住地の放射線量低減を求めた生業訴訟の控訴審で、仙台高裁の上田哲裁判長、島田英一郎裁判官、渡邊明子裁判官らは、富岡街、浪江町の原告の自宅などを訪れて、被害の実態を確認し、空間線量を測定しました。原告らは「自信だけならばすぐに帰れた。戻った人は1000人足らずで、商売を継続することは無理です。」「80年生きてきて人が住めないことになってしまった。裁判官は、この苦しみを理解して欲しい。」「荒れた我が家を見て、悔しい思いです。故郷をどうするのか問いたい。言葉が足りません。時計が二つあるようです。ここの時計と避難先の時計と。」と話しました。