群馬県の原発避難者・群馬訴訟 東京高裁が国の責任を認めぬ不当判決

 福島第一原発事故で福島県から群馬県に避難した住民ら91人が、国と東京電力に総額約4億5000万円の損害賠償を求めた訴訟で、東京高裁は1月21日、国の責任を認めた前橋地裁判決を一転して取り消し、東電には原告90人に対して1億2000万円の賠償を命じました。賠償額は、群馬地裁の原告132人のうち62人の約4000万円から上積みしました。

 原告弁護団は、「国のまかやしの主張にごまかされ、地震調査研究本部の長期評価より業界内部の土木評価技術を優先した国追随の判決であり、賠償額の上積みについては完全賠償にはほど遠いと批判しています。

 群馬弁護団の声明は(こちら)から参照できます。しんぶん赤旗の報道は(こちら)から参照できます。

 報道各社(毎日・朝日・東京など)の報道は(こちら)から参照できます。