福島原発事故・津島訴訟で 国と東電の責任認める勝利判決

 福島第一原発事故で避難し、帰還困難地域に指定された福島県浪江町の津島地区住民640人が、除染による原状回復と、ふるさとを奪われたことへの精神的慰謝料など265億円の損害賠償の支払を求めた津島訴訟の判決が、7月30日に福島地裁郡山支部でありました。

 佐々木裁判長は国と東電の責任を認め、慰謝料約10億円の支払を命じました。しかし除染による原状回復の請求は認めませんでした。

 判決は、2006年には福島第一原発が津波に対して脆弱性を認識できたとして、安全性確保のための規制権限を行使しなかったのは違法であると断罪しました。

 しんぶん赤旗、毎日新聞、信濃毎日新聞などに掲載された報道は、こちらから参照できます。

① しんぶん赤旗(7月31日) ② 毎日新聞(7月31日) ③ 信濃毎日新聞社説(8月2日)

毎日新聞 津島訴訟判決のユーチューブ報道は(こちら)から参照できます。