敦賀原発2号機 再稼働不許可 規制委、初の決定
原子力規制委員会は13日、原子炉建屋直下に活断層がある可能性が否定できないことから、再稼働に必要な新規制基準への適合が「認められない」とする審査書と、原電の申請を「許可をしない」ことを決定した。再稼働を認めない判断は、規制委が発足して以来初めて。規制委は、2号機原子炉建屋から約300メートル北のトレンチ(試掘溝)で見つかった「K断層」が将来動く可能性があるかという「活動性」と、建屋直下の断層との「連続性」について、いずれも「否定できない」と判断した。一方、原電は13日、2号機の設置許可の再申請、稼働に向けて取り組んでいくと発表している。