許せない 政府・東電の不誠実   原発汚染水の海洋放出やめよ 

福島第一原発の敷地内に保管されている放射能汚染水の海洋放出をねらって、政府は「関係閣僚会議などをおこない責任をもって早期に結論を出す」と言いながら、原発事故被災地や国民の批判を受け「10月中に海洋放出を決定する」ことが出来ませんでした。福島原発事故の汚染水対策は、事故から9年半が経過して、原発事故加害者である政府と東京電力の無責任で不誠実な対応がハッキリしてきました。

左図は、福島第一原発の汚染水貯蔵タンク(2020年2月)

2018年には、アルプス処理水の80%に、トリチウム以外の放射性物質が基準値を超えて残存していることが判明しました。

福島県民や地元漁業者からは、海洋放出に反対し「汚染水貯蔵タンクを増設して放射能の自然減衰を待つべきだ」との声もあがっています。政府と東電は「海洋放出ありき」の方針を改め、国民の声に真摯に向き合って、原発汚染水の処分方法を決定すべきです。

 福島第一原発汚染水対策に関する「しんぶん赤旗」の報道を(こちら)に掲載します。